『モン・サン・ミッシェル』のもう1つ有名なものが、こちら。
La mere Poulard プラールおばさんと呼ばれるホテル&レストランの
オムレツ。
モン・サン・ミッシェルの門をくぐって、すぐ左手、グラン・リュと呼ばれるメイン通りの入り口にある。ここは、世界的に有名なオムレツ屋さん...らしい。
私たちは、この「名物オムレツ」に関して、事前に
真っ二つに違う意見を聞いていた。5月にここを訪れた姉からは、「それほどでもなかった...。」と。一方、フランス語の家庭教師ソフィーは「ぜひ、あそこのオムレツを食べて!!今まで食べたオムレツの中で一番美味しかった!」と絶賛。あら、全然違う。
というわけで、これは実際に自分達で確かめようということで、最初から私たちはここでランチすることを決めていた。レストランの中に入ると...、すぐにその「名物オムレツ」を作っている様子を見学できるようになっている。
あれ?オムレツなのに、泡立ててる??そして、できあがった生地はこちら。
その生地をフライパンにたっぷりのせて、かまどでサッと焼く。
そして、できあがったものがこちら。
ふわふわ~!!!
そして、ひと口食べてみると....二人とも無言になってしまった。「....。」
これは、
世の中で「オムレツ」と呼ばれているものというよりもむしろ「スフレ」のほうに近い。率直な意見は「こりゃ、オムレツじゃないでしょー。」でも、全く別物の
"スフレ"オムレツとしては、それなりに美味しい(これ、ほんと)。そうじゃなきゃ、ここまで有名にならないよね。
店内には、ここを訪れたセレブたちの写真でいっぱい!一番最近のセレブは、7月7日にパリで入籍したトニー・パーカー(フランス人のMBAプレイヤー)とフィアンセのイヴァ・ロンゴリアでした。まぁ~♪(←超ミーハーな私)
もともとは、その名の通り「プラールおばさん」という人が、巡礼者の人たちのために作ったオムレツがはじまりで、その後その美味しさが口コミで世界中に広がっていった。結局私たちは、「
"スフレ"オムレツとしては、まぁまぁ美味しいでしょう」という意見に最終的は落ち着いたものの、その他幾つか特筆すべき点が。これは、あくまでも私たちの私見であることを考慮して下さいね。
その① 高すぎ
オムレツ一品で、なんと35ユーロ~40ユーロ(今の為替で言ったら、6000円から7000円!!)。たかがオムレツで、そりゃないだろ~。高すぎぃぃ。
結局私たちは、オムレツ一品を頼むのとそれほど違わないので、前菜・メイン・デザートのセットで
45ユーロというランチを食べました。J-kunと、一生の中で一番高いオムレツだろうねと苦笑。
その② レストランがハイエンドイメージすぎ
行く前から、「プラールおばさん」の家庭料理的なイメージを持っていた私。
しかし行ってみると、なんだかお店の中はかしこまった感じ。蝶ネクタイをしたウェイターに、正装したウェイトレス。なんか、全然イメージが....。巡礼者たちにオムレツをふるまっていた時は、こんなハイエンドなイメージじゃなかったはず。経営者の欲が出たか?!(笑)
だからそんなに高いんだろうけど。もっと気軽に食べられる感じならいいのにね。
その③ 種類が限られている
オムレツが売りのはずなのに、種類はナチュラル、ベーコン入り、そしてその季節の魚介類を添えたもの(私たちが行った時は「オマールえび」でした)の3種類しかなかった。他にメニューがあったのかなぁ....。もっと、種類が欲しいところだよね。
まぁ、そんなこんなで、私たちがまたここを訪れることがあるかどうかは....、びみょ~。
やはりその高さのためか、写真だけ撮って去る観光客もかなりいました(笑)。
なんだか、すすめてるんだかすすめていないんだか分からない日記になりましたが、
これはガイドブックに載っていない情報なのでご参考までに。
この情報をもとに、やはり私たちと同じように「でも一度は試そう!」と思われるのも良し、
「それなら写真だけにしておこうか。」と思われるのも良し。
お店の様子、そしてこの名物オムレツを作っている様子はリンクサイトへどうぞ(日本語あり)。
http://www.mere-poulard.com
お次は、18世紀にカナダ大陸を見つけたジャック・カルティエによる大航海のメイン舞台であった、ブルターニュ地方の
サン・マロの港町についてご紹介しますね~。
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