週末に、ちょっとどこかに日帰りで行ってみようかと思い立ち、
フラリっとシャンパーニュ地方へ行ってきました♪
シャンパーニュ地方とは、その名からもお分かりのとおり
「シャンパンの産地」として有名な地であります。電車で何時間もかかるところにあるかと思いきや、なんとパリから車で1時間半程度でいけるフランスの東部に位置してるんですね~(今年の6月から東部ストラスブール方面へのTGVも開通したので、それに乗っていけば1時間以内で到着!)。
だから、
フラリっと日帰りできる場所の1つなのであります。
まず、シャンパーニュ地方の一番の中心都市は
Reims ランスと呼ばれるところで、ここには多くの
世界遺産が見られる都市でもある。私たちは時間も限られていたので、一番有名な
Cathedrale Notre Dame ノートルダム大聖堂へ。
ここは、フランスの初代王クロヴィスがカトリックの洗礼を受けた場所で、それ以来シャルル10世にいたるまで、
フランス国王の戴冠式が常にここで行われてきた。ジャンヌダルクがイギリス軍をオルレアンから退去させた後、1429年にシャルル7世の戴冠を実現させたのもこの場所。
外観は無数の彫刻で覆い尽くされていて、その中でもこちらの
『L'Ange au sourire
微笑む天使』像が有名。やさしい笑顔をしてるよね。
中に入ると、その天井の高さに圧倒される。奥へすすんでいくと、また出会いました、
シャガールのステンドグラスに。
やっぱり、この
シャガールブルーは美しいね~。ニースの海を思い出してしまいました。
こうしてランスのノートルダム大聖堂を堪能した後、私たちはいざ
シャンパン蔵へ!
ランスにも幾つかのシャンパン蔵があるが、多くのシャンパン蔵が集中するのが
Epernay エペルネという街。ランスからN51に乗って30分も行けばすぐにエペルネにつくが、私たちは大手じゃない小さなシャンパン蔵を見たかったので、いわゆる
Route de Tourisme Champagne シャンパーニュ観光ルートと呼ばれる小道を通っていくことに。
見渡す限りの「ぶどう畑」。まさに、
ぶどう畑のドライプ♪
ランスからD9そしてD26を走り、ぶどう畑の中に幾つもの小さな町があわられる。
そして右にも左にもシャンパン蔵!!!さて飲むぞ~!!!と意気込んだのはよかったが、
町の様子がおかしかった。
静かすぎる...。
週末は閉まっている蔵が多いとは事前情報で知っていたが、実は
多くの蔵が8月のバカンスをとっていた。ゲ~、ここまでバカンスの流れがきていたとは。
さすがおフランス、しっかりお休みする時はお休みします(笑)。
一年間で一番忙しい9月のぶどう収穫時期の前に、皆一息ついているのでしょうか。
うぅぅー、残念!
というわけで、私たちはそのままぶどう畑を通って最終目的地の
エペルネへ向かったのでした。
そしたら、こちらも同じで静まり返った街(泣)。しいて空いているのは、日本でも有名なMoet Chandon モエ・シャンドン、Mercier メルシエ、そして De Castellane ド・カストレンの3つ。
というわけで私たちは
Mercierへ行ってきました。
日本の皆様にはお馴染みでないかもしれませんが、このMercierは19世紀にシャンパンの普及を目的に、一番最初にシャンパン蔵を一般公開し積極的なマーケティング活動を行ったシャンパンハウス。詳しい歴史はサイトへどうぞ(
http://www.champagne-mercier.com )。
このMercierは今ではMoet Chandon/KRUG(シャンパンのロールスロイスと言われるブランド)/Ruinart(最古のシャンパンハウス)と同じ
LVMHグループに属するが、実は日本ではあまり知られていない。何故かというと、
80%がフランス国内のみで流通しているから。皆さん、ご存知でした?
Moet Chandonの90%は輸出にまわっているということを。なので、このMercierはMoet Chandonよりもフランス人に愛飲されているシャンパンとも言えます。
今回の日帰り旅行で、ちょっとはシャンパン知識が高まったかも~?!(笑)
皆さんもシャンパンの世界へいかがですか?
でも皆様くれぐれもご注意を。
この8月の時期は、どこもかしこもバカンス中ですよ~!
9月に備えて、あちこち工事もやってました。
私たちも、また9月の収穫時期に再度リベンジすることにしました(笑)
またもっとシャンパンの世界にひたってきま~す♪
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