フランスの風が届いたら、応援クリックお願いします♪
※この旅行記のはじめから読まれたい方は、こちらへどうぞ♪→2500年前にタイムスリップ!
読者の皆様の中で、どれだけ聖書のお話に精通していらっしゃる方がいるかわかりませんが、
イエス・キリストの子孫がまだこの世に生きているかもしれないと聞いたらどう思われますか?これは話題になった
『ダ・ヴィンチ・コード』にあったお話でもありますが、
実はコレ、それを立証するような証拠があった上で書かれた本であることをご存知ですか?
そして、その証拠がなんとこのカタリの郷土の中心にある
Rennes le chateau
レンヌ・ル・シャトーという小さな村に眠っていると言われているのです。
1885年、この小さな村に神父としてやってきた男が一人いた。その名は、Berenger Sauniere ベランジェ・ソニエール神父、当時33歳。熱情と信仰心に導かれ、村の教会の修復に取り掛かった彼は、その教会内にあった説教台を支えていた柱から
100年以上も前にその教会の神父であった神父からのメッセージを見つける。そして、この教会の近辺に
カトリック教会に大きな疑問を問いかけられる秘密が記された書類が埋められることを知る。
それをもとにその秘密を握る書類を見つけたベランジェ・ソニエール神父は、即刻その内容をパリの総司祭に報告をしにいく。そしてベランジェ・ソニエール神父は、
何故か大金持ちになって!!この村に戻ってきた。彼はその資金で、この村に
その秘密に関連したシンボルをあちこちに取り入れながら、マグダラのマリアに捧げる教会を建てた。
入り口には、
" Terribilis est locus iste " 「ここは恐ろしいほどパワーのある場所」
と刻まれている。その真実は誰も知らない。
マグダラのマリアとは、聖書の上ではイエス・キリストが許しを与えた売春婦・罪の女とされているが、何故ソニエール神父は彼女に捧げる教会を建てたのか....。
彼女はイエス・キリストにとって「特別な存在」だったのか?
もしかして妻だったのか?
この教会には、聖書の話とは色んな意味でつじつまが合わないメッセージを伝えるような装飾があちこちに施されている。入り口を入ったら、悪魔が聖水盤を掲げていたり(悪魔をも克服させる、強い信仰の証)。
マリアだけでなくヨセフも赤ん坊を抱いていたり....(どちらがイエス・キリスト?もう一人は誰?)
またこの他にもいろいろと不思議なメッセージが....
あちこちに散りばめられている。まるで、宝探しをするかのように私たちは興味深く隅々まで見学した。
教会に隣接して、ソニエール神父は立派な自宅も建て、当時の村人を驚かせた。
現在では、彼の使っていた聖書、もろもろの私物が展示されていて見学できるようになっている。
秘密を明かしたパリの総司祭死後、カトリック教会の総本山であるローマのバチカンは彼を呼び寄せたが、また彼は何事もなかったかのようにこの村に戻ってくる。
バチカンで何があったのか、これまた謎につつまれたまま。
ソニエール神父は、その
『秘密の書類』をパートナーであったマリー・デナルノーに託し、1917年にこの世を去った。そして、今でも静かにこの教会に隣接する彼の家の庭で眠る。
マリー・デナルノーは、彼が残したその出どころ不明の資産を
「このレンヌ・ル・シャトー村の人(当時、約140名)が全員100年以上も裕福に暮らせる以上のお金」と言っていたほど。どんだけ~!(←使い方、あってますでしょうかー)それだけのお金をもらえるほど、彼がみつけた『秘密の書類』は価値があったものだったんだね。でも、これまたそのマリー・デナルノーはその『秘密の書類』の在り処を誰にも告げることなく、突然死してしまう。一体、秘密の書類はどこに隠されたのか....。
彼らのお話は、300以上の本(もちろん、ノンフィクション)になって出版されている。その中でも最も有名なものの1つが、世界的ベストセラーにもなった
" Holy Blood Holy Grail "と呼ばれるもの。1997年に日本語訳も出版されている;
『レンヌ=ル=シャトーの謎 ー イエスの血脈と聖杯』(柏書房)。『ダ・ヴィンチ・コード』は、この本を参照して書かれたと言われています。もちろんこれらの本の影響もあり、この村へその『秘密の書類』を見つけるために世界中の人が訪れた。しかし(何年だったかは忘れたけど)、法律でこのあたりの採掘作業は禁じられたらしい。それでも尚、この謎にいっぱいつつまれた村を未だに訪れる人は少なくない....。
そこでふと疑問が。なぜこのカタリ派の郷土の村にそんな秘密がそもそも隠されていたのか?
一説によると、この前にお話した
カトリック教会反対派であったカタリの集団が、実はこの秘密を握っていたのでは....と。カタリ派を滅ぼした十字軍を指揮していたシモン・ド・モンフォー騎士の日記には、このレンヌ・ル・シャトーの村の名前が書かれていたのは事実らしい。
おおおぉぉぉぉ、なんだか話がどんどんつながって面白いっ!!!!
計り知れないほどの秘密が眠る
ミステリー村;Rennes le chateau レンヌ・ル・シャトー。
これまたかなりマニアックではありますが、キリスト教徒である私たちにとってはかな~り興味深い場所でした。この村について、そしてソニエール神父のお話についてもっと知りたい方は、
こちらのリンクサイトへどうぞ→
http://www.renneslechateau.com
フランスの風が届いたら、応援クリックお願いします♪