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大変遅ればせながら….
Bonne Année !!
Happy New Year !!
明けましておめでとうございます !!
皆様、お正月休みはいかがお過ごしになられましたか?
私のほうは、年末はちょっとしたハプニングがあり、
その後お正月からはJ-kunファミリーと共にオーストリアへ旅行へ行き、
昨日ファミリーは帰国をして、今やっとホッとしているところであります。
ブログ更新もかなり滞ってしまいました。
オーストリアでの「音楽に満ちた旅行」のご報告は次の日記からするとして、
今日は少し年末の出来事から自分が感じたことを書かせて下さいね。
長文ではありますが、どうぞお付き合い下さい。
12月30日、大風邪をひいてダウンしていた私のもとに、
イタリア旅行中の姉から携帯メールが入った。
「パパのこときいた?」
イヤな予感がよぎった。
私の父と言えば、前にも結婚式のお話をした時にどんな状態かは少しご説明したと思います。
もともと呼吸器官が弱かった父が発作を起こしたのは2004年9月。
それから、24時間「酸素ボンベ」付きの生活となった。
2006年7月の私たちのマニラでの結婚式にも、もしかしたら列席できないかも....
と言われたこともあったが、父と母とバージンロードを歩かない限り私はお嫁に行けないと泣きながら伝え、それから父は酸素ボンベなしでバージンロードを歩けるよう訓練をしてくれた。
そして当日は、前日体調を若干崩したにも関わらず、父は見事に酸素ボンベなしで、
母と一緒に私をバージンロードでエスコートしてくれたのだ。
その父が、また倒れたのだった。
ここ最近は調子が良かっただけに、驚きの知らせだった。
すぐに日本にいる姉に電話をし、状況の説明を受けた。
お正月休みをゆっくり過ごすために箱根の別荘に行っていた両親だったが、
気候の変化のためだったのか父は風邪をひき、肺に炎症を起こし、
胎内の酸素量が7割以下に減ってしまった。
急いで母が近所の病院へ父を連れていったが受け付けてもらえず、
やっと受け入れてもらえたのが伊豆長岡にある病院だった。
そこで医師に告げられたのは、すぐに
『人工呼吸器』をつけなければ危ない状態になるということだった。人工呼吸器をつけるとなると、このままずっと機械に頼って呼吸をするようになり、
その病院で寝たきりの状態になってしまうかもしれないということだった。
それは困るので、民間の救急車を使い父は東京のかかりつけの病院へ急遽運ばれた。
しかし、そこの担当医にも肺の炎症の治療をする前に、
まずは人工呼吸器をとりつけて酸素量を上げなければならないと言われ、
このまま自分で呼吸をすることができないかもしれないというリスクを負いながらも、
父は人工呼吸器を取り付けることとなった。
ちょうど私が姉と話したのはそのタイミングだった。
人によっては人工呼吸器が合わない場合もあり、その夜が「山場」と言われた。
あまりのショックに泣き崩れた私。
海外にいて何もできない私は、これほどもどかしく思ったことはない。
とにかく父がその夜を無事乗り越えてくれることをJ-kunと祈り続けた。
そしてみんなの願いが届いたのか、父も人工呼吸器にもうまく対応し、
胎内酸素量も無事100%まで回復した。
口からチューブを入れていたため、会話は全て
「筆談」。
幸い意思疎通はしっかりとれ、父の意識もしっかりしている。
そして、何よりも嬉しいことに、父自身が「がんばって生きるぞ!」という気持ちを強く持っていた。
次の課題は、この
「人工呼吸器」をとることだった。
酸素量ももとの数値に戻ったこともあり、やはり人工呼吸器を取りたいというのが父も含め家族皆の願いだった。そして、担当医もその方向で治療をしましょうと心強いことを言ってくれた。
しかし、この取り外す処置もリスクを伴うものだった。
はずしたら、そのまま息をひきとってしまう可能性もあると医師から説明を受けた母。
それを聞いた母は、父にそれを告げ、最期に何か言いたいことがあれば書いてと言ったら
父は紙にこう書いた。
「『最高の人生』だった。皆幸せになるように...。」
父の心の強さをこのメッセージに感じた。
そして、このメッセージを聞いた私は涙が止まらなかった。
死を恐れる人は多い。
恐らくほとんどの人がそうであろう。
突然、「これで最期かもしれない」と自分が告げられたら、こんなにも平静にいられるかどうか。
幸い父は人工呼吸器をはずした後も順調に呼吸をすることができ、
今は集中治療室から一般個室へ移り、肺の炎症の治療を受けている。
うまくいけば、今月中ごろには退院ができるかと。
今回のことで、改めて両親を尊敬した。
最期に『最高の人生』と自信を持って言えた父の素晴らしさに、
そしてそういう父をずっと見守って支えてきた母の献身さに。
私たちも、最期に
『最高の人生』と自信を持って言えるような人生を
J-kunと共に送ろうねと改めて誓った。
そのためにも、やはり健康第一!
7日から仕事始めの方も多いことでしょう。
どうぞ皆様お体にはくれぐれも気をつけて、今年も素晴らしい一年を送って下さい。
そして、今年もぜひぜひこのブログをご愛読下さいね。
今日は
Three King’s Day.
ベツレヘムに生まれた神の子イエスを、3人の博士が訪ねた日であります。
この日をもってクリスマスのお祝いはひと段落し、皆クリスマスツリーを片付けます。
フランスでは、この日に
「Galette des Roi、ガレット・デ・ロワ」というお菓子を食べる習慣が
あります。パイにアーモンドクリームが入ったパイ菓子で、
中に「フェーブ」と呼ばれる陶製の飾りが入っており、
それがあたった人はその一年は幸運に恵まれるという言い伝えがあるのです。
私たちは二人だけなので、ミニミニサイズのGalette des Roiを買いました。
今年もどうかいい一年になりますように♪
さてさて、お次の日記からはオーストリアの音楽の旅のご報告をしますね。
どうぞお楽しみに。
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