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ローマ教皇のワイン

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まず私たちが向かったのは、プロヴァンス地方の中心都市の一つであるAvignon アヴィニヨン。
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ここは、14世紀の約70年間に渡って9代のローマ教皇がバチカンに継ぐ拠点として住んだ街であり、現在でも巨大なるPalais des Papes 教皇宮殿が残っている(ちなみに、私はここでも授乳しちゃいました、笑)。
この宮殿、そしてすぐ隣りにあるローヌ川にかかった Pont Saint Benezet ベネゼ橋(別名:アヴィニヨン橋)を含んだアヴィニヨンの旧市街は、ユネスコの世界遺産として登録されている。
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当時もカトリック教会の総本山はあくまでもバチカンではあったが、
アヴィニヨンは様々な巡礼地の近くで多くの巡礼者たちが通る街だったため、
ここにもう一つのローマ教皇庁を置くことは理にかなったことではあった。
ただ、ここに住んだ9代のローマ教皇のうち最後の2代は「反・ローマ教皇」と呼ばれ、それはバチカンに一人、そしてアヴィニヨンにもう一人と「2人のローマ教皇」が存在した時代で、さまざまな暗い歴史背景が見え隠れする。

まぁ、カトリック教会の歴史を語り始めると長くなりますんで、それはこのへんにしておいて、私たちが何よりも驚いたのはこの教皇宮殿の豪華なこと!(宮殿内は撮影禁止)
既に中の装飾品などは過去の宗教戦争などでなくなってしまっている(あるいは別の美術館に保管されている)ので、中自体はガランと殺風景ではあるが、合計25部屋(確か)もある大宮殿で当時の教皇たちの贅沢な暮らしぶりは容易に想像できる。
「贅沢な生活を送ることこそが、神の使いとしての使命」なんて言ってた教皇もいたらしいからね。んなアホな、笑。

そして、ローマ教皇たちの贅沢ぶりはそれにとどまらない。
アヴィニヨンから北に約18kmほどいったところにCheateauneuf du Pape 
シャトーヌフ・ドゥ・パップ
という町がある。
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その名の通り、
「教皇の新しいシャトー」が建つ町。
ようは、『別荘』でございますヨ。ホッホー。
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そして、この別荘の周りには見渡す限りのぶどう畑が。
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教皇の命令により開始された葡萄栽培、そしてワイン造り。
ここはプロヴァンス地方の近くではありますが、
実は隣接するブルゴーニュのローヌ地方の一部であり、
このシャトーヌフ・ドゥ・パップはローヌ地方の中でも最高級のワインとして知られる。
ここで作られた全てのワインは、現在に至るまでこの教皇のマーク入りのボトルに入れられているのだ。カッコイイ〜♪
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まさにこれぞ『ローマ教皇のワイン』。

はい?なんですか?
今回もまたワインを買ったかって?
ええ、もちろん、笑。
でも、今回はパリへ戻る交通手段が車ではなく電車だったので、買ったのは9本だけ。
今回始めてこのシャトーヌフ・ドゥ・パップなるワインを飲んでみましたが、
ブルゴーニュワイン特有の上品さは持ちながら、独特な濃厚な味わいが(←って、あたしゃー、ワイン評論家になったつもりか!?笑)。
そのおいしさの秘密は、こちら。
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土壌に「丸石」がしっかり敷き詰められているのは、
フランスの全てのワインの産地を見てもここだけ。
日中、日光をしっかり浴びたこの丸石たちは夜のうちもその熱でぶどうの苗をしっかり熟成させ、濃厚な味をつくりあげるらしい。なるほどね〜。
ちなみに、このワインは亡きモナコ王妃のグレース・ケリーも愛飲していたとか。

これで私たちはフランスの全てのワインの産地へ旅したことになります。
産地によって味がさまざまに異なることはもちろんのこと、
フランス人が心からワインを愛することを改めて実感する。
ちなみに、最後にもう一つのトリビアを。
皆様はフランス人一人あたりの年間平均ワイン消費量をご存知ですか?
ご参考までに、日本人は「2リットル」(これでもアジアで一番の消費量)、
アメリカ人は「9リットル」だそうです。

答えは、

56リットル。
(カルフォルニアワイン協会、2005年調べ)

参りました、笑。

まだまだ南仏プロヴァンスの旅行記はつづきます♪


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by kanabo73 | 2008-10-23 22:36 | フランスの田舎

ローマ遺跡とローヌワイン街道

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リヨンへ行くなら、近郊の小さな町にもぜひ行くといいよと色々な人からすすめられていた。
キリストの復活祭、すなわちイースターの日に、私たちは『Perouge ペルージュ』と『Vienne ヴィエンヌ』の2つ候補があった中、リヨンから南に35kmのところにあるVienne ヴィエンヌへ行くことにした。
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Vienne ヴィエンヌは、このローヌ地方の中でも最も古代ローマ時代の遺跡が残っている。
ガリア人の生活の中心地でもあり、ガリアの地でキリスト教布教の拠点でもあった町。
町に到着したら、雪がチラつきはじめた。
そんな中、フランスの南東部で宗教上一番重要な聖堂と言われている
Cathedrale St.Maurice サン・モーリス大聖堂でイースター礼拝に参加した。

イースターとは、フランス語で「Paque パック」と呼ばれる。ご存知の方も多いと思うが、このイースターとは、神の子イエス・キリストが、ユダヤ教の体制を批判したとしてローマ帝国へ反逆者として渡され、その後十字架につけられて公開処刑されたが、その3日後によみがえったことを祝う日。イエス・キリストが誕生した12月25日のクリスマスについで、キリスト教上重要な祝日である。

色々なことに感謝し祈った後、私たちはいよいよヴィエンヌの町散策へ。
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こちらは、紀元前10年頃に作られた、フランスでは珍しい古代ギリシャ・コリント式の神殿
「Temple d'Auguste et de Livie オーギュスト・エ・ド・リヴィー神殿」。
住宅街に忽然と現れるから、これまた面白い。
リヨンにもあったが、こちらにも「Theatre Antique 古代劇場」がありました。
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ここでは、毎年7月に大規模なジャズ・フェスティバルが行われるらしい。
2000年以上前の舞台で、ジャス・フェスティバルだなんてすごいだろうね~。

そして、J-kunがもう1つどうしても行きたいところがあると言い出した。
それはこちら。
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La Pyramide。
どこからどう見ても、高さ25mほどのただの塔。これが何か特別なものなのか?
実は、これは、イエス・キリストをあらゆる方法で処刑から逃れられるよう手を尽くしたが、最終的に意に反して処刑においやることになったローマ総督Pontius Pilates ポンティウス・ピラトゥスの墓跡だという。へぇ~~。
なんだか、イースターに彼の墓跡に来るなんて、ちょっと鳥肌がたってしまった。

こうして、悪天候の中、主要なローマ遺跡を堪能した。
が、私たちがこのヴィエンヌの町に来たのには、もう1つ理由があった。
それは、フランスのワインの旅を完結すること。
そうです、ここヴィエンヌはローヌ地方のRoute du Vinのスタート地点。
ここから南仏のほうに向かって約60kmほどぶどう畑が広がる。

ローヌ地方のワインと言えば、あんまり馴染みがないかもしれない。
その品質が賞賛されるようになりだしたのは1980年代くらいからで、
それまではボルドー地方のワインに混ぜられて売られていたとか。
そしてそのワイン作りの歴史は、
古代ローマ時代のガリア人が住んでいた2000年以上前にさかのぼる。
ちょうどぶどう畑が見えはじめた頃に、お日様が照り始めた。
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ローヌ地方のぶどう畑は、こうして急斜面に広がっているものが多く、
しかも石壁を使って段々畑になっている。
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ローマ時代からのなごりなのかな~。
もちろん平面に広がるぶどう畑もあるが、地面には大きな石がしきつめられているらしい。
これは、他の地方のどのぶどう畑でも見なかったものだな。
こうして地方によって、ワイン作りも色々と違うんだね。

私たちは、いつものようにワイン街道のドライブを楽しみ、
なんとなく面白そうなドメインが見つかったら立ち寄って、試飲をして、そしてワインを購入した。
今回は飛行機で行ったこともあったので、購入本数は2ダースだけ。

こうして、私たちのリヨン、ローヌ地方の旅は終わりました。
長々と旅行記にお付き合いいただきましてありがとうございます。
これからも私たちのフランス探検は続きますからね~。
既に次のプランもたっています、笑。お楽しみに。

次からは、またパリ日記ですヨ。


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by kanabo73 | 2008-04-01 20:27 | フランスの田舎

最高級シャトーワイン

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ボルドーワインは、1855年にナポレオン3世の命令により第1級から第五級までの格付けに分類され、今もなおその格付けによって市場価格が決められている。
この中の最高級;第1級の格付けワインは、
・Chateau Lafite Rothschild (シャトー・ラフィット・ロスチルド)
・Chateau Margaux (シャトー・マルゴー)
・Chateau Latour (シャトー・ラトゥール)
・Chateau Mouton Rothschild (シャトー・ムトン・ロスチルド)
・Chatau Haut Brion (シャトー・オー・ブリオン)
の5つ。これがかの有名な『5大シャトー』と呼ばれるもので、
そのワインのお値段は1本あたり数百ユーロから年代によれば数千ユーロまでするものも。
ひょえ~。そして、このうち4つのシャトーがメドック地区にあるのだ。
しかも無料で見学ができるというじゃないの~!
それは行かねば!ということで、いつもは行き当たりばったりでドメインめぐりをする私たちではあるが、今回は事前にメールで見学予約をした(これらのシャトーは、要事前予約です!)。
そして私たちが訪問したのがこちら。
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Chateau Lafit Rothschild シャトー・ラフィット・ロスチルド。
http://www.lafite.com

中世からブドウ作りが行われていたが、17世紀からワイン生産が本格化したシャトー。
メドック地区の一番小高い丘に建つことから、「小高いところ」という意味を持つ「La Hite ラ・イット」が転じて「ラフィット」と名づけられた。
そして、「ロスチルド」は19世紀にこのシャトーを引き継いだファミリーの名。
さぁて、そんな由緒正しきシャトーに到着し、まずは事務所へ。
見学は全て「プライベートグループ」で行われ、2人で予約したら案内人が2人だけに懇切丁寧に色々な説明をしながら案内をしてくれる。なんとも誠意のある心遣い。
このシャトーが所有するブドウ畑の土壌は、石灰質を基盤とし砂利を多く含み、
メドック地区でも最上級とされている。その土壌の層がこちら。
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生産工程などは時代とともに機械化されている部分はあるものの、夏のブドウの収穫はもちろん「手積み」だし、その他もまだまだ昔ながらの人の手でのワイン造りがされている。
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意外に新しい建物なんだな~なんて思っていたら、ここから17世紀のワイン倉が...。
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かなり暗かったので写真がブレていますが、重厚な雰囲気は伝わりますでしょう。
ここには数多くのヴィンテージもののワインが貯蔵されているとか。
中でもこちらは、ロスチルド家のプライベートワイン蔵。

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1800年代からの貴重なヴィンテージもののワインが保管されているとか....。
おおおぉぉぉぉ~!!!!思わず声をあげてしまう。
「5年に1回は、コルク換えをします...」とガイドのFrankが説明しているのをよそに、
私は厳重にかけられた柵の間から思いっきり腕を伸ばして、
なんとか1本頂戴できないか試してみる。
「そんなことしても、届きませんよ。」と軽くFrankにあしらわれる。クソッ....泣。
17世紀のワイン蔵を抜けると、今度は新しいワイン蔵が。
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ここはスペインの有名な建築家によって建てられたもので、まるでホール。
音響効果も素晴らしく、6月には毎年ここでクラシック音楽のコンサートが行われるらしい。
ワイン蔵でコンサートだなんて、なんとも贅沢な。
そしてこちらのホールで、最後に私たちを待っていたのは.....試飲♪
Frankがロウソクに火を灯し、グラスになみなみと1994年のヴィンテージワインをついでくれる。

「ちなみにこちらは1本お幾らくらいのワインなのでしょうか?」
という質問に対してかえってきた答えは、
「500ユーロくらい(約8万円)ですかね~。」と。
ぎょえ~!!!!!!ご、ご、ごひゃくユーロ~????
グラスを持つ手がプルプル震える、笑。
そして一口飲んでみる。ほぉ~、こりゃなんとも上品な味わい。
そして香りがと~っても深い。こんな味はじめてだ。
こんなに高価なワインをしかもタダで!飲めるなんて、幸せ~♪
そして、「それじゃ、今日の記念にコレをどうぞ。」
と手渡されたのが、その94年ものの「コルク」と、シャトー・ラフィット・ロスチルドロゴ入りの「マッチ」。その残りのワインもくれ~と言いたかったところだけど、さすがにそれはやめました、笑。
そして鼻にコルクを押し付けてワインの香りにひたりながら、シャトーを後にした。

これに味をしめて、もう1つこの5大シャトーのうちの1つに行きたくなった私たち。
今はピークも過ぎた時期だし、今からの予約でも大丈夫じゃないかとChateau Margaux シャトー・マルゴーに電話してみた。すると、
「予約は1ヶ月くらい前でないと....もう今はいっぱいです。」と。
オフピークでも予約いっぱいとはスゴイ。
「でも、外観だけでもぜひ見に来てください。」と言われた。
そんなわけで、Route des chateaux シャトー街道;D2を南下して、いざMargauxへ。
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こちらが、かの歴代アメリカ大統領トーマス・ジェファーソン、リチャード・ニクソンらが
こよなく愛したChateau Margaux シャトー・マルゴー。
http://www.chateau-margaux.com
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話によると、トーマス・ジェファーソンもリチャード・ニクソンも、パーティーで自分達はこのシャトー・マルゴーのワインを飲み、招待客には他の安いワインをふるまったとか、笑。
おいおい、せこいぞぉ~。
建物からして恐れ多い雰囲気が漂う。確かに外観だけでも見る価値はある。
シャトー・マルゴーのブドウ畑でも、冬支度のための剪定をしている作業人が。
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これが数千ユーロもするワインになるのね~。
皆様、ご訪問の際には1ヶ月前のご予約を!
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こうしてシャトーめぐりを楽しんだ後、シャトー街道沿いの幾つかの町で足をとめては
ワイン店に寄り、その町のワインをちょこちょこ購入した。
今回の購入本数は、33本!
行きはパリからボルドーまで飛行機で行ったものの、帰りはこれらのワインを持ち帰るがために車でパリへ。今年のワイン買いは、このへんで終了~(←当たり前?)。

さて、お次の日記ではボルドーから東に300kmほどいったところにある
ベリゴー地方の食通の世界をご紹介することにしましょう♪
くいしん坊万歳!


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by kanabo73 | 2007-11-29 00:47 | フランスの田舎

水に囲まれたブドウ畑

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皆様、ご無沙汰しております。
昨日無事パリに戻りました。
パリを離れている間にストもひと段落したかと思えば、
公務員団体と政府との間で交渉が成立したわけではなく、
12月13日に最終交渉が行われるまで「スト一旦中止」という合意がされただけだとか。
もしこの12月中旬の交渉が成り立たなければ、またストがあるんですとー(あら?ダジャレ?笑)。クリスマスホリデー時期にやめておくれよって感じ。
まっ、そんな暗いお話はさておき、今回の楽しい旅行記をはじめることにしましょう!

今回私たちが3泊4日で行ったのは、
ボルドー地方及びペリゴー地方というフランスの中西部。
実はボルドー地方には、去年の11月頃に行っており、その時にはボルドーの街、そしてワインの
産地の1つでもあるサン・テ・ミリオンという素敵な中世の街に行きました(詳しくはここをクリック)。
今回は、ボルドー地方のメインともいえるワインの産地;Medoc メドック地区へ。
私たちが初日に泊ったのは、メドック地区の中心都市と言われるPauillac パウヤックという町。
ここで気づいたことが1つ。目の前に大きな川が(遠くに見えます?)。
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今まで『ブドウ畑と山』がほとんどで、
『ブドウ畑と川や海』というのは、なんとなくイメージとしてピッタリこなかった。
chambre d'hote ゲストハウスの窓から眺める美しい日の出。
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これは、La Gironde ジロンド川と呼ばれる川。
地図を見てみると、三角型をしたメドック地区は西は大西洋、東はこのジロンド川、
そして南はガロンヌ川と水に囲まれたワイン畑なのだ。
実は、「Medoc メドック」という名は、ラテン語の「medio-aquane;水の真ん中」に由来するのだとか。そして、このように水に囲まれているがこそ、ワインに最適なブドウが育つ気候が成り立っているらしい。
世界最高峰のボルドーワインのヒミツは、ここにあったのか....。なるほど~。

11月末のブドウ畑の様子はどんなものかと申しますと....
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こんな感じで真っ裸、笑。
今は来年の春に向けての剪定(せんてい)の時期で、こんな感じでメインの枝2本だけを残して
夏の間にグンッと伸びた他の枝は切ってしまう。
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こうやって冬支度をするんだね~。

もう1つボルドーに来て気づくことは、ワインのメーカーのほとんどが「Chateau シャトー」と呼ばれること。たとえそれが本当に庭程度の小さなブドウ畑を持つメーカーでも、シャトーはシャトーなのだ。なので、他のワインの産地では「Route du vin ワイン街道」と呼ばれるものが、
ここでは「Route des chataux シャトー街道」と呼ばれる。
実は、ボルドーの5大シャトーと呼ばれるうちの4つのシャトーがこのメドックにある。
そして今回私たちは、なんとそのうちの1つへ行ってきたのです!ウッシッシー!
ではお次の日記では、その様子をご紹介しましょう♪
お楽しみに。


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by kanabo73 | 2007-11-26 19:46 | フランスの田舎

大自然のドライブ

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フランスのワインといえば、Bordeaux ボルドー/Bourgogne ブルゴーニュ/Loire ロワール/Provence プロヴァンス/Lorraine ロレーヌ.....。あとどこでしたっけ?
実は、今回私たちが訪れたLanguedoc-Roussillon ラングドック・ルシヨン地方は、
フランスはもちろんのことながら、世界イチ広いワインの産地だったんですね~。
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そういうわけで、あちこちに広がるぶどう畑♪
その広さは、なんとボルドーの3倍。でもその生産量は、ボルドーの1/3。
このラングドック・ルシヨン地方のぶどう畑、その一番の特徴は山々に囲まれ、
そしてぶどうの苗もワイルドなところ!この大胆な伸びようを見て!
洗練されたボルドーやブルゴーニュのぶどうの苗とは大違い!
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そしてスペインの国境近辺に近づくと、美しいピレネー山脈が。
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こちらにも、ワイルドなぶどう畑が一面に広がる。
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幹もすご~く太いんだよねぇ。いいね~このワイルドさ!
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ワイルドなのはぶどう畑だけではない。
この辺一帯、大きな国道は数える程度で、ほとんどは山道。
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堂々とそびえたつ岩山の間をひたすら走っていく。自然って最高~♪
極めつけは、このGorges de Galamus ガラムス山峡と呼ばれるところ。
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車が一台やっと通れるような道が山沿いに続き、しかもなんと両通行。50mおきくらいに車2台がすれ違えるスペースがあるので、前方から車がきてるかどうか気をつけながらソロソロ走らなければならない。下を見たら、生唾ゴックン、オシリの穴がキュッと閉まるほど怖い(←分かる?この気持ち)。
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塀もヒザ下くらいの高さなので、そばに立ったりしたら....足がすくんでしまう。
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山峡をよく見ると....
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なんと家が建ってるじゃないの~!この山峡には村があり、人が住んでるらしい。
きゃ~!!怖すぎっ。
こんな大自然のドライブを思いっきり楽しみ、
私たちが2日目の夕方に到着したのがこちら。
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Corbiere コルビエという地区の中のCucugnan ククニャンという小さな小さな村。
人口113人のこの村の素敵なchambre d'hoteに、私たちは2泊した。
さて、その理由はお次の日記で....。

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by kanabo73 | 2007-10-11 19:44 | フランスの田舎

Vendanges ヴァンダンジュ
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黄金のブドウ畑を走っていくと、何やらブドウ畑の真ん中に人だかりが。
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林家パー子ばりに写真をパチパチ撮っていたら、「こっちにおいでよ~♪」と
このお方に声をかけられた私とJ-kun。
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彼の名はLulu ルル
本日はVendanges ヴァンダンジュ最終日だという。
「Vendanges ヴァンダンジュ」ってなに?
はい、これが私たちがこの9月の時期にブルターニュに来たかった理由。
これは、年に1回行われる「ブドウの収穫」のことで、8月の終わりから10月頭にかけて行われるもの(地域によって時期が異なる)。既にほとんどの畑では収穫が終わっており(ブルゴーニュでは、今年は早いところは9月頭から始められたとか)、見られないかな....と思っていたところだったので、J-kunと二人で大喜び。
「もっと近くに来てみてごらんよ。ブドウ切ってみてもいいよ。」
キャー♪J-kunと小躍り状態(笑)。
でもその前にLuluさん、あなたは何故ブラジャーをつけてるの????
すると彼は「今日はVendage最後の日だから、お祭り気分でみんなでへんなもの着たり履いたりしてバカ騒ぎしようっていうのがいつもの習慣なんだよ。」と教えてくれた。
「だから、これボクのじゃないからね...」。あたりまえじゃ~。
しかも、かなり懐かしいタイプのスポーツブラですこと(笑)。
みんなの近くに行って見ると、ありましたありました、収穫前のブドウちゃんたち♪
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そして、あちこちから写真撮って撮って~のお声が。
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ハサミでチョキンチョキンとブドウを切りながら、カメラを向けると「はい、ポーズ」。
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そして、どんどんブドウが収穫されていく。
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こちらの仲良しご夫婦さん、終始アツアツでした。
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みんな歌ったり笑ったりしながらのVendanges♪
時には、ブドウの粒を投げあったりも。楽しそう~。
しかも、こんなに間近で見られた私たちは超ラッキー!!!!!
Luluさん、ありがと~♪とってもとってもいい経験になりました。
今年のブドウの出来を聞いたところ、冷夏だったにも関わらず驚くくらい結構甘いブドウに育っていたとか。これからしっかり熟成されて、おいしいワインになっておくれよ~。
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さて、前回の日記でご紹介したこちら。
皆さんのご想像のとおり、ブドウ摘み、採取に昔使われていたカゴでございます。
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この真ん中のへこんだ部分を肩にのせて担げるようになっている。
ただ、もう今の時代はもっぱらプラスチックの箱が一般的に使用されているとか。
なので、このVendangesの時期にブドウ畑に行くと、ぶどうをいっぱい詰めたプラスチック箱を積んだトラックがあっちこちに走っておりますヨ。

さてさて、ワインの話はもうたっぷりしたので、お次は食通をうならす「ブルゴーニュの食」についてお話しなきゃね。さて、「ブルゴーニュの食」と言えば、まずは何があげられるかな~???


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by kanabo73 | 2007-09-20 03:24 | フランスの田舎

利き酒騎士団
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ナポレオンが愛したGevrey Chambertinのブドウ畑から約10kmほどRoute des Grands Crus(D122)を南下すると、黄金のブドウ畑の先に優雅な中世の古城が見えてくる。
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その名も、『Clos de Vougeot クロ・ドゥ・ヴージョ』
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ここは、12世紀にカトリック教会のシトー会と呼ばれる宗派の僧侶たちが生活していた場所で、
「祈り・働け」の精神で貪欲に暮らしていた彼らの生活を支えていたのが、ここでのワイン造り
であった。
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ここには当時使われていたPressoir ブドウ搾り機も合計4台残っている。これ、写真じゃあまり大きさがわからないけど、右側のネジ部分の下に身長161cmの私がゆうゆうと立てるくらい!
デカ~ッ。
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今では自動機械でブドウは搾られているものの、中世から20世紀まではほとんど進化せず、
このタイプの搾り機が使われていたとか。
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建物の奥へ進み、もともとワインの貯蔵庫であった部屋にすすむと、何やら由緒正しき雰囲気がたっぷり漂う部屋が忽然と現れる。これが、あの『Confreries des Chevaliers du Tastevin 利き酒騎士団』が晩餐会を行う場所。
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『利き酒騎士団』とはなんぞや?
これは、ブルゴーニュのワインの伝統・質を守り且つ繁栄させていくことを目的に1934年に発足した団体で、ブルゴーニュワインをこよなく愛する政治家、財界人、著名人約1万人以上のメンバーから構成される。約半分はフランス、そして残り半分は諸外国メンバーから成り、国際的に有名な団体なのだ。その利き酒騎士団が拠点をこのClos de Vougeotに移したのが、第二次世界大戦後。戦後の恐慌状態を乗り切るために、更なるブルゴーニュワインの質を高める目的で1950年から始められたのが、Tastevinage 利き酒の会で、彼らによって認定をうけたワインは騎士団のスタンプ入りのラベルがつけられる。
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"Tastevin"とは「テイスティングカップ」の意味で、団の発足から使われている高価なテイスティングカップの品々も展示されている。
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ブルゴーニュは年間を通して各地で様々なイベントが行われているが、一番大きなものが毎年11月の第3日曜日を挟んだ3日間で行われる『Encheres a la Chandelle 栄光の三日間』と呼ばれる行事で、ボーヌにある施療院(Hotel Dieu)の新酒が発表されオークションにかけられる。その初日には、この利き酒騎士団がClos de Vougeotで晩餐会を行うのだ。
なんともブルジョワな世界だわね~(笑)。
もっと、この利き酒騎士団について知りたい方は、リンクサイトへどうぞ~。
http://www.tastevin-bourgogne.com

それじゃ、私たちはなんでこの『栄光の三日間』が行われる11月の時期にブルゴーニュ旅行を計画しなかったのか?それは、実はこの9月の時期しか見られない別の何かが見たかったから。さて、それはなんでしょう?(←何故か、毎回クイズ形式になってきた!?)
ヒントはこちら。これ、なぁ~んだ。
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それでは、前回の日記のクイズの答えを発表しましょ~。
私たちが今回のブルゴーニュ旅行で買ったワインの数は、57本!!!
これで、我が家のワイン保存数は97本になりました(笑)。
フランス生活、どっぷりつかってますよ~♪


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by kanabo73 | 2007-09-19 07:56 | フランスの田舎

ロワールワイン編 (ロワール古城巡り<4>)
ロワール古城巡り最終日、朝起きたらあいにくの雨だった。
5月のこの連休の時期は大抵良い天気が続くのに、今年に限ってあまり天気が良くなかった。
本来であれば、ロワール古城の中でも最も女性的なお城と言われるChateau d'Azay le Rideau アゼ・ド・リドー城と、広大なフランス式庭園を楽しめるChateau de Villandry ヴィランドリー城へ行く予定だったが、それはとりやめてCave de vin ワイン蔵めぐり、をすることに。

一番最初にご説明したとおり、ロワール地方は古城が多く集まるだけでなく、ワインドメイン(ワインをつくるメーカー・場所)が多くある地方としてもよく知られている。フランスに鉄道がしかれるまでは、ロワール川が国内・海外ともに運送経由として使われていたため、フランスのワインといえばこのロワールワインをさしていたとか。赤、白、ロゼ、そしてシャンパンと同じ方法で作られる発泡性のワインなど幅広い種類のワインが作られているが、中でもやはり有名なのは「白ワイン」。
そこで私たちが向かった先は、この地方ならではのブドウ;Chenin Blanc シュナン・ブランを甘口・辛口・発泡性と幅広く生産するVouvray ヴゥヴレーと、ロワール渓谷の中でも希少価値の高い赤ワイン・ロゼを生産するChinon シノンという二箇所の町をまわった。

Vouvray ヴゥヴレーは、ロワール渓谷の中心地であるTours トゥールから東へ約10km行ったところにある小さな町。ワインドメインの町と言っても過言ではないほど、町のあちこちにワイン蔵があり、反対にそれ以外は何にもない静かな町。まず私たちが向かった先は、ロワールの中でも最も古いワインドメンとしても知られるChateau Moncontour(N152をSAUMUR方面へ向かい、途中標識に従って小道を入っていく)。まだ朝の10時だというのに、私たちはDemi-Secと呼ばれる甘口と辛口の中間の白ワインをひとしきりテイスティングさせてもらい、すぐに半ダース購入。はやすぎ?!(笑)何故なら、こうして直接ワイン蔵で購入すると(もちろん年代にもよるが)良いワインが平均して1本7ユーロ(約1200円)で買える。ワイン好きの私たちにとってみれば目がキラキラしてしまうほどの魅力。
ウキウキ気分で次に向かったのはMarc Bredifというワインドメン(N152沿い)。こちらでは、ちょうど今からワイン蔵内の見学ツアー(5ユーロ/人)が始まるということで、テイスティングする前にセラーの中を見せてもらうことに。
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まずはこの蔵の歴史から...。ううぅぅ、単語が難しくて理解できないぃぃぃ。
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中には昔使われていた木製の機械なども展示されていた。
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こちらは発泡性ワイン。シャンパンの製法と同じように、発砲させるために投入した酵素などの不純物を取り除くために、瓶を逆さに傾けて何日に1回少しづつ回転させて傾斜をあげていき(このついたての穴の中がネジ型の構造になっている)、最終的にその不純物が瓶の口のところにあがるような仕組みに。
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ここには合計15000本の発泡性ワインが。この瓶の回転作業を一人でやった場合は、3時間かかるらしい。ひぇ~。
1800年代から良い年のワインは、しっかりとってあります。雰囲気を味わってもらうために敢えてフラッシュを使わずに撮ったので少しブレてますが~。
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ちなみに、この中で最も良い年と言われたのが1949年だそう。ブドウ作りには最も適した気候だったとか。いったい一本幾らするんだろうね(笑)。うん十万とかかな~。
見学の後はテイスティングへ。ここでも私たちは4本購入。うっひっひー。

雨がどんどん強くなる中、私たちは今度は赤ワインとロゼを求めてChinon シノンという町へ。
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この町は、Tours トゥールから南に約45km行ったところにある城塞都市。前にもお話したように、ロワール古城のはじまりは、王太子シャルルが英国グンに敗れてパリからこのシノンへ宮廷を移したことによると言われている。町の中心は中世な雰囲気がかもしだされているが、その周りにはひたすらブドウ畑が。
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ちょうど今はこの写真にも少し写っている赤い「けしの花」の季節でもあり、ロワール渓谷のあちこちに咲き乱れていました♪かわいい花だよね~。
私たちはフランスワインの本に載っていたおすすめのドメインを探してまわっていたが、なかなか見つからないのでとりあえず開いているワイン蔵へ行くことに。
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La Cave Monplaisir(D749沿い)
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ここは、もともとはお城を建てるために使われていた石が採掘されていた洞窟で、のちにワイン蔵として使用するようになったとか。中に入ると、ドメイン名が。なんと、私たちが探していたドメインの1つJean-Maurice Raffaultによるものだった。たまたま入ったのに、超ラッキー!!!更にウキウキ気分になった私たちは、まずテイスティングの前にどうぞ蔵の中を見て下さいと中へ通された(こちらの見学は無料)。
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ぷ~んとブドウの発酵臭が漂う。大抵のワインは最初の2年ほどの発酵は木樽で行われ、後の発酵工程はアルミの樽、もしくは瓶で行われる(らしい)。しかし、こちらシノンワインは最初から最後までこの木樽で発酵が行われる。よって、仕上がったワインは深いWoodyな香りが漂う。
新しい樽はこんな感じ。
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でも、こ~んなカビカビな古い木樽もあります。何年ものなんだろうね....。
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ワインの女王様・ボルドーワインと比較して、シノンワインは風味豊かながら後味はスッキリ。
これなら、食事と一緒に飲んでも料理の味が殺されることはない。
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なんだかだんだんワイン評論家みたいなコメントになってきた?!(笑)
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まだまだワインのことはよくわからないけど、しっかり飲んべいの道を歩んでいることは確かだね。蔵をひとしきり周った後は、テイスティング。そして最終的に、ロゼと赤を6本づつ購入。
ちなみに、シノンのロゼワインは、シノン以外の町では購入できないと言われるほど希少価値の高いものらしいです。皆様も、ぜひシノンへ行かれる機会があれば、ロゼワインをお試しになられることも忘れずに。

そんなこんなで、最終的に22本のロワールワインを購入し、すっかり満足した私たちはパリへと向かったのでした。
本来ならシノンからパリは車で約3時間くらいですが、この週末は連休にする人が多かったのでなんと6時間もかかりました(泣)。
でも、おいしいワインをいっぱい買えたからJ-kunも私も満足(笑)。

さてさて、ロワールの古城もワインドメインのお話も終わりました。
残すところ後はロワールで泊ったマナーハウス(ロワールホテル 編)、とレンタカーした車について(←これは、大きなオチがあるのでお楽しみに)です。


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by kanabo73 | 2007-05-30 02:49 | フランスの田舎

"Beaujolais nouveau" est arrive....
昨日は11月第3週木曜日;『ボジョレー・ヌヴォー』解禁日
皆様は、今年のボジョレー・ヌヴォーをお楽しみになられましたか?
日本にいた頃は、毎年この時期に出るボジョレーが楽しみで、
解禁日にはお祭り騒ぎで友達と飲みに行ったことを思い出す....。

気づいてみれば、パリに移り住んでからあまりボジョレーワインに触れることがないな.....と思いながらも、この『ボジョレー・ヌヴォー』に至っては、本場フランスなんだからとさぞかしすごいイベントが行われるのでは?他のどの国より一足早く楽しめるのでは?などなど色々考えていた。
しかしその実態は.....。

◆実態その①◆ 解禁日
フランスでも『ボジョレー・ヌヴォー』の解禁日は、毎年11月第3週の木曜日。
パリでも" Beaujolais nouveau est arrive " 「ボジョレー・ヌヴォー、入荷しました」という貼紙があちこちのスーパーやワイン屋のウィンドーに貼り出されていた。日本は時差の関係で、フランスよりも早く解禁になるということになる(この時期のフランスと日本の時差=8時間)。

◆実態その②◆ フランス人のボジョレーワインに対する意識
フランス人の友人いわく、『ボジョレー・ヌヴォー』は軽くてガブ飲みするためのワインらしい。彼らにとっては、やはり深いコクのあるボディーしっかりな『ボルドー・ワイン』がピカイチ。そもそも、その年の9月に収穫したブドウをMC法というブドウを急速に発酵させる技術によって作られて2ヶ月後の
11月に出荷されるボジョレー・ヌヴォーと、何年もしっかり熟成して作られたボルドー・ワインを比較するのに無理があるんだけど。

◆実態その③◆ フランスでのお値段
そんなわけで、フランスでの『ボジョレー・ヌヴォー』のお値段は、一番高くても一本あたり5ユーロ(約800円)!!!安いものでは、2.5ユーロ(約400円)なんてものも。ありゃ?
ちなみに、日本でもそのカラフルなラベルが大人気のジョルシュ・デュビュッフ社のボジョレーヌヴォーは、1本4.6ユーロ(約740円)也。

◆実態その④◆ ボジョレー・ヌヴォーの輸出国No.1
これはお察しのとおり、わが国『日本』がこの『ボジョレー・ヌヴォー』のNo.1カスタマーで、なんと輸出量の50%を日本が占めるらしい。ビックリだー。

と次々と明かされる実態。
半分ショッキング、でも半分なんだかおかしな気分に。
そして改めて、バブル時期にこの『ボジョレー・ヌヴォー』を日本に普及させた企業の
マーケティング力に感心してしまった。マーケティングひとつで、ここまでブランドイメージをあげ、
プレミアムな価格設定も可能にできるのだからスゴイよね。
「今年は例年になく良い出来!」なんて言われたら、飲まずにはいられなくなってしまうもんね。

なんだかんだ言いながらも、やはり今年の『ボジョレー・ヌヴォー』を飲みたくなったワタシ。
ジムの帰りに一本購入して、夕食にてJ-kunと一緒に乾杯!
いつもなら、グラス2杯は(赤くなりながらも)軽く飲めるようになっていたはずなのに、
何故か昨日はグラス1杯で既に頭の中がホワワ~ン。
見るもの、聞くもの全てがおかしくて、ひと晩中笑いこけてた。
デザートにあたためたミンスパイも、オーブンから出した時に手からすべり落ちて床にべちゃっ。
そのつぶれたミンスパイを床にベタ座りしながら眺めて、また笑いがとまらない。
J-kunに、もう危なっかしいからここに座ってなさい!とソファーに座らされ、
ワタシはそのまま倒れこんで10秒もしないうちに夢の中へ。

これだけ酔えたのだから、それはそれで良いことにしよう...。

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『ボジョレー・ヌヴォー』について、さらに詳しくはこちらへ。

ボジョレー - Wikipedia

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by kanabo73 | 2006-11-17 19:27 | フランスでの食

フランス西南・ボルドー&コニャックの旅<2>
フランスと言えばワインの国
そしてそのフランス国内最大のワイン生産地がここBordeaux ボルドー
ボルドーワインは、ワインの女王と呼ばれるほど、しっかりとしたボディと深い味わいが魅力。カルフォルニアの広大なNapa Valleyとは異なり、限られた土地で限られたブドウの苗から作られるからこそ、しっかりと栄養がいきわたって深い味わいが実現するとか....。

そのボルドーでも主要な地区が、Medoc メドック/Graves グラーヴ/St.Emilion サンテミリオン/Sauternes ソルテルヌ/Barsac バルサック
ワイン好きの方なら、なんとなく耳にしている名前のはず。
私たちはその中でも中世のかわいらしい町並みが楽しめるから是非!とフランス人の友人からすすめられたSt.Emilion サン・テミリオンへ。

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ボルドーから約35kmのところに位置する街で、歴史を重ねた静かな石造りの街と、それをとりまくブドウ畑が作り上げた総合的な美しさが評価されて、UNESCOの世界遺産に登録されている。

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もともと、Saint Emilion エミリオン聖者がこの街を訪れ、地下に洞窟を掘ってそこで布教活動をしていたといわれていて、彼が亡くなった後、その洞窟の上に教会が建てられ、それがEglise Monolithe モノリット教会と呼ばれている。

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Monolitheとは、フランス語で「一枚岩」という意味で、この教会は大きな岩盤に掘った穴に聖堂がしつらえている。



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この教会のベルタワーは、街の中で一番高い場所で、そこから見る眺めはため息がでるほど美しい。

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このベルタワーを登るには、観光案内所で『鍵』を受け取る必要がある(1ユーロ)。これもまた風情があってなかなか良い。このモノリット教会と、そのすぐ左隣りにあるトリニティ礼拝堂の中の見学は、ガイド付きのツアーのみ可(観光案内所にて申し込み)。私たちは残念ながら英語のツアーが既に終了していたので、街をブラブラしながら、ワインをひっかけにワイン畑へ向かった。

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この街には、数え切れないほどのワイナリーがある。
有名なものから、こじんまりと経営しているところまで。
ワインのクォリティーも、まちまちである。

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この街自体では、ローマ時代からワイン造りが行われており、
その時代から残されている彫刻なども。

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私たちは転々と幾つかのワイナリーを訪れて、年代の異なる幾つものワインをテイスティングし、
ほろ酔い気分♪で日が暮れるまで探索を楽しみましたー!

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もちろんワインも購入!!!



このサ・テミリオンには、街のあちこちに中世の時代からの建物も多く残っている。
こうして中世の町並みを歩くのも、これまた楽しい。

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これこそが私の抱いていた「ボルドー」のイメージ!!
フランス人が「ボルドーに行くなら、絶対にサン・テミリオンに行かないと!」
とすすめる理由もわかる。皆様も、ボルドーに行かれる機会があったら、ぜひSt.Emilion サン・テミリオンへも足をのばしてみて下さいナ。

ここまできて、『料理』の話が全然でてきませんねぇ~。
ボルドーを含むこのフランス西南地方は、フランスの食文化に大きく影響を与えた場所で、
フォアグラ・トリュフの産地としても有名。
というわけで、次の日記ではフランス西南の料理について、まとめてご紹介しましょう。
食いしん坊の皆様、お楽しみにぃ~♪

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by kanabo73 | 2006-11-07 18:24 | フランスの田舎


愉快なフィリピン人夫と2008年7月に生まれた娘と一緒にのんびりパリ暮らし。フランス生活・旅行情報満載!
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