小さい頃、両親の週末のスーパーへの買い出しについていくのがとても好きだった。
何故なら、食品売り場での
『試食』が楽しかったから。
特に日本のスーパーでは、凝った試食がいっぱいあるよね。
そしておいしいものがあったら、食べていないフリをしてまたもらいに行く。
パリのスーパーでは、そういった
楽しい『試食』を見かけない。
せいぜい、果物コーナーのところに「今日のフルーツ」として、
切ったフルーツがたまに置いてあるくらい。
そんなところに、4歳くらいの子供が口を
モグモグしているのを発見!
「おっ!どこかに試食コーナーがあるのか!」
と思いきや、どこをまわっても見当たらない。
そしたら、また今度は大人がなにやら
モグモグしている。
よ~く見てみると、
既に買い物カゴに入れたものを開けて食べているのである。
もちろん、まだ支払いは済ませていない。
そう。フランスでは、こうして
支払いの前でもスーパーの中で商品を開けて食べても良いのである。そして、
開いた箱・瓶・カンなどをレジに持って行って支払いを行う。
どうかね、これ。アリ?
食い逃げする人、いないのかなぁ.....。