さてさて、アルザスの旅のご報告もいよいよ終わりに近づいてきました。
今回は3泊4日という短い期間で、メインの目的は
Marche de Noel クリスマスマーケットを
見ることだったので、それもしっかり果たせました。そんな中、実はストラスブールに負けないくらい素敵な町が近くにあるということを聞き、2日目は電車に乗ってその町へ行ってみることに。
それが、
Colmar コルマールという町。
ストラスブールから南へ70kmのところに位置し、電車に乗れば30分でついてしまう。
この町は、ライン川の上流に位置する町で、13世紀頃からワイン交易が盛んで、昔は
アルザスワインの首都と呼ばれていたらしい。幸いにも戦火を免れたため、今も築数百年の歴史を持つ
アルザス独特の木組みの古い家が、実はストラスブールよりも多く残っている。
ストラスブールでは、プチット・フランスやノートルダム大聖堂近辺に行けばこの木組みの家が見られるが、それ以外は意外にモダンだったりする。でもこのコルマールは、旧市街の中は歴史を感じさせるアルザスらしい建物があちこちに。
木靴がかわいい♪
こちらは、16世紀の商人の家;
Maison Pfister プフィステル館。
こちらは左サイドから見た様子。よく見ると....
ひ、ひ、人が~!!!これが、プフィステル商人なのかなぁ....(勝手に想像)。
アルザスの家の特徴は、やはりこの
バッテンバッテンの木組み式構造。
そしてもう一つ特徴として見られるのが、この
魚のウロコのようなひだひだの屋根瓦。
こんな格子の模様になったものも。なかなか素敵☆
旧市街中心にあるサン・マルタン教会の屋根も同じく。
あと、このように角に長細い出窓があるのも、まさに中世のイメージそのもの。
言うまでもなく、もちろんコルマールでもクリスマスマーケットがあちこちに。
こちらは、ドミニカン教会の前の広場。
やはりストラスブールに負けないくらい、人はいっぱい。
こっちにも、
あっちにも、クリスマスマーケット♪
あっ、井戸にクリスマスツリーがはまってる!!
さりげないところにも、クリスマスデコレーションが。
フツウの民家も、しっかりクリスマスデコレーション。
ストラスブールにプチット・フランスがありましたが、
このコルマールには
Petite Venise プチット・ヴェニスがございます。
イタリアのヴェネチアを彷彿される風景からこう呼ばれている。
ヴェネチアだけに....サンタが船に乗ってるし....。
こうしてどこを歩いても中世の美しい町並みを楽しめるのが、ここ
Colmar コルマール。
アルザスに来たら、ぜひ訪れたい町。
あっという間に日も暮れ、私たちも旅の疲れがそろそろ出始めてきた。
そんなわけで、旅の〆に、そしてリラックスも兼ねて、私たちは教会で行われた
クリスマスキャロルのコンサート(無料)を聴きに行った。
皆様60代以上の方々ばかりで趣味としてやられているようですが、なかなかのもの。
こうして幾つになっても趣味を楽しむことは良いことだよね。
美しい歌声を1時間ほど楽しんで、私たちはまた電車に乗ってストラスブールへ戻りました。
3泊4日アルザスの旅のご報告も、これにておしまい。
お楽しみいただけましたか?
実はもう一つお話し忘れたことが。このアルザス地方のマスコットは
「コウノトリ」。昔は多くのコウノトリがこのフランス北東に住み着いていたらしいが、近代化した環境の変化に伴い、その数もだんだん減っていってしまったとか。でも夏になるとたまに見かけることができるらしい?!
今度は
アルザスワイン祭りがある夏(8月)に、またこのアルザスを訪れてみよう。もちろんその時は、アルザスワイン街道の村々を訪れないとね。もしかしたら、コウノトリに会えるかも?!
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