食べることが大好きなJ-kunと私にとっては、
旅行の最大の楽しみの一つも、
やはりその土地の食べ物を食べること。
特にフランスは、それぞれの土地によって様々な食べ物がある。
そして、ドイツの国境近くにあるアルザスに行った時にはドイツ料理に似た食べ物が多くあったように、
近隣諸国の影響も食べ物に強く見られたりする。
今回のフランスアルプス山脈地方も、お隣のスイスからの食文化への影響が多く見られた。
端的に言えば、寒い地方だけに
カラダをあたためるボリューム満点の食べ物が多くあり、
主として食べるのが
①チーズ
②肉(保存がきく燻製ハムやソーセージなども含む)
③ジャガイモ
それでは、代表的なものをご紹介していきましょう。
◆ Fondue フォンデュ
これは日本でもお馴染みのものですね。
Fondue フォンデュと言えば、
まずは
Fondue fromage チーズフォンデュのことを一般的に差します。
チーズにミルク、白ワインを混ぜたものを溶かして、一口サイズに切った乾燥したフランスパンにその溶けたチーズをたっぷりつけながら食べる。一緒にサラミや生ハムも合わせて食べたりもする。私もこのチーズフォンデユを初めて食べたのは、小さい時に家族でスイス旅行へ行った時のこと。
一方、このフォンデュはチーズフォンデュだけでなく
Fondue bourguignonne フォンデュ ブルギニョンヌと呼ばれる
「ミートフォンデュ」もあります。
簡単に言えば、牛肉を油でサッと揚げて色々なソースをつけて食べるもの。揚げ油には、ハーブ類が入っています。
◆ Raclette ラクレット・Tartifilette タルトフィレット
チーズフォンデュだけが山岳地方のチーズ料理ではあ~りません。
これは、
Raclette ラクレットと呼ばれるもので、Racletteという種類のチーズを特別のヒーターで溶かして、その溶けたRacletteチーズを茹でたジャガイモ、燻製ハム・ソーセージ類につけて食べるというもの。
こんな感じでヒーターがついていて、ヒーターをとめない限り永遠にチーズがダラダラと下のお皿に落ちるような仕組みになっている。言うまでもなく、かな~りのボリュームでございます。
そしてこの他にも、
Tartifilette タルトフィレットと呼ばれるチーズ料理も。
これはジャガイモチーズグラタンのようなもので、ジャガイモとベーコンを合わせたものの上に大きなチーズをのっけてオーブンで焼いたもの。
◆ 生ハム・ソーセージ類
チーズフォンデュでもラクレットでもご説明をしましたが、フランス山岳地方では多くの燻製ハムやソーセージ類を食べる。こんな感じでサラダにたっぷり混ぜて食べたりも。そしてもちろん上には揚げたチーズが....。
どれも見ただけでお腹がいっぱいになってしまうでしょう(笑)。
毎晩どんなに腹ペコな状態でこれらのものを食しても、
どれも食べきれないほどのボリューム。でも、チーズ自体はクセのないマイルドな味で、いっぱい食べても飽きがこない。
「デザートは別腹」なんて言う余裕もないほどメインを食べた後は毎回
「もう、しばらくはチーズを見たくない....。」なんて思うほど満腹で、結局デザートは一回も食べられず(悲)。
実際には、山岳地方のデザートとして主流なのは
「フルーツタルト」だそうで。
あ~あ、食べたかったな。まぁ、フルーツタルトくらいならパリでも食べられるしいいか。
こんなに食べて旅行中に体重が増えたのではとお思いになられるでしょう。
幸いスキーでの運動量で相殺されて、二人とも変化ナシ。内心ホッ。
皆様も機会があれば、ぜひフランス山岳地方の料理をお楽しみください。
さて、明日の日記ではこのスキー旅行のご報告の〆として、
この
Val d'Isereの町についてお話をしましょう。
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