昨年、アパルトマンで大浸水があってからもうかれこれ4ヶ月ちょいが過ぎた(詳しくはこちらへ
アパルトマンの大浸水で....ありがたや~)。
そして今も尚、壁のヒビ割れはそのまま。
長い長いプロセスを経て、ダメージの状況を確認するために今日保険会社の専門家がやってきた。去年12月に浸水が起こって、まずは保険会社に損害の報告をすぐにし、それから損害が出てくる1ヶ月後くらい(水の損害はしばらくしてから現れるため)に専門家がやってくるとは言われたものの、待つこと3ヶ月でやっと保険会社から専門家がいついつやってくるという手紙が届いた。そして今日、視察。
遅いぃ~。
専門家にどのように浸水が起こったかを説明し、損害を確認してもらった。
実はご近所さんから、約7年前くらいに私たちが住んでいる部屋で同じようにお風呂場の水道管が破裂したことがあったと聞いた。専門家にフランスでは定期的にチェックや取替え作業をしないのかと聞いたら、
「問題がない限り、やりませんよ。」とあっさり。あら、そうなのね(笑)。
幸い損害があったところ;壁、じゅうたん、お風呂場の戸棚は全て保険で直してもらえることに(よかったー!)。そしてその専門家があっさりと
「それじゃ、業者に連絡とって見積もりとったらまた連絡して下さいね。」と。
なんですと~??!!全部、自分でやるんかいぃっ!
そうらしい。日本で水漏れなど経験したことがないからプロセスはわからないけど、
ここおフランスでは大家・保険屋・水道屋・他修理業者とのコーディネートは全て個人で行わなければならない。
これはエージェンシーのお助けを願うしかない。そこでその専門家に、エージェンシーに直接あなたに電話してもらいますからと伝え、連絡先を教えてもらおうとしたところ、事務所の電話番号のみで携帯番号を教えてもらえなかった。「携帯番号も教えてくれますか?」と聞くと、
「安全性のため、携帯番号は教えられません。」何故?すると彼は説明してくれた。
「もし、あなたが私の『視察結果』に満足しなくて、夜中に文句の電話をしてこれる可能性があるからね。」と。なんじゃそりゃ~!
実際にそんなことが過去に何軒かあったらしい。怖すぎっ。そんなこと私はしませんから安心してくださいねと伝えたものの、まぁルールはルールだから仕方ない。
しばらくしてエージェンシーが遅れてやってきた。
状況を説明すると、フランスでの通常のプロセスを説明してくれた。
これから2・3の業者に連絡をとり、それぞれの業者に再度アパルトマンへ来てもらって見積もりを提出してもらい、それをまた保険会社に提出して承認をもらい、やっと修復作業が開始できる。一体この長いプロセスと言ったらなんなんでしょう....。頭の中でこの歌が流れる。
もっしもっし、カメよ~、カメさんよ~♪
エージェンシーが、「まっ、夏までには全ての作業を終えられるように目指しましょう♪」と。
な、夏ですか?それって、また3・4ヶ月先?
まぁ生活に支障を来たすようなものでもないからいいことにしよう。
被害の大きさによっては、修復作業が終わるまで家賃支払いをストップする人もいるらしい。
これだけ長いプロセスだったら、当たり前だよね。
冬にすっかり葉が落ちたマロニエの木にも、そろそろ若葉が生えだした。
この木がすっかり葉で埋め尽くされる頃までには、全ての作業が終わる....かな?
私も、こんなフランスの「のんびり生活」に慣れてきた。
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