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ノルマンディーのさまざまな顔
やはり、これが王道なノルマンディーの顔。
お天気が良くなかったのが残念だけど、一歩ノルマンディーに入るとこんな景色をあちこちに見かける。
りんごの木の下に牛。モ~。
まず「りんご」は、お菓子・ジャム・料理に使われることはもちろんのことながら、ブルターニュ地方でもよくみかけた
Cidre シードル、Carvados カルヴァドスなどの「りんご酒」に。
ノルマンディーを通る国道A13を南下して、Cambremer カンブレメーという小さな町を中心に
『Route du Cidre シードル通り』(D59、D276)といものがぐるっと円状に通っている。
本当に細い山道で、車がすれ違うのもギリギリなほど。
でもこの通り沿いには、多くの
シードルメーカーが点在するのだ。
私たちがふらっと寄ったのが、この写真にあるFrancois et Stephane GRANDVAL夫妻が経営するところ。中に入って、工程などを説明してもらった。
実は試飲中に判明したことが。
こちらのメーカーは、過去6年もシードルの金賞を受賞しているということ。
というわけで、もちろん
A.O.C.認定。
何気なく見つけたところなのに、超ラッキー♪
しかも、今回新たなる美味しいものを発見!その名も、
『Pommeau ポモ』と呼ばれるノルマンディー特産の食前酒。実は、シードルもカルヴァドスもこのポモも、同じ「りんごサイダー」から作られる。まずは収穫したりんごを一定期間寝かせ、そこから「サイダー」を抽出する。そのサイダーを発酵させて作られるのが「シードル」、そして更に長く発酵させてアルコール度を高くしたものが「カルヴァドス」。「ポモ」は、発酵前の「りんごサイダー」に、「カルヴァドス」を混ぜたもの。これが、カルヴァドスほどアルコール度が高くなく、香り豊かで美味~♪はい、もちろんしっかり2本購入しましたよー。あっ、もちろんシードルも12本ほど....(笑)。
そしてもう1つの「牛」のほうは、食用牛はステーキとして(よって、街には多くの「ステーキ屋さん」がありました)、乳牛から取れる牛乳からは、クリーム・バター・チーズが作られ、ノルマンディーの特産品として有名。 フランスはチーズの王国と言われるように、その種類の多さは世界イチ。その中でも最も有名と言われる
Camembert カマンベールは、こちらノルマンディーで作られている。この他にも、Livarot リヴァロ、Pnt L'Eveque ポンレヴェックなど有名なものもあり、これがまた意外にまろやかな味で美味しかった。まだまだチーズは開拓してきれていない私で、特に臭いチーズが苦手なので新しい種類のチーズを食べることに躊躇してきたけど、これでまた食べられるチーズが増えて嬉しい♪本当は、最終日にチーズファームへ行って、牛の乳搾りをさせてもらって(J-kunは未体験なので)、農家でチーズを買おうと思ったんだけど、残念ながら最終日は雨(泣)。よって、Livaro リヴァロの町であいていたチーズ工場で、カマンベール・リヴァロ・ポンレヴェックチーズを買い込んで帰ってきました。
ノルマンディーはブルターニュ地方のお隣にあるだけに、前にもご紹介した
Galette ガレット・Crepe クレープもよく食べられます。ただ、ノルマンディーに特別な
Gallishot ガリショ(確か、そんな名前だったと思う....)と呼ばれるものがあったので、それを試してみました。なんでも、チャレンジしなきゃだもんね!
ガレットとクレープと違って、セイボリー系でもスイート系でも両方の食べ方で楽しめる。
簡単にいえば、
薄いホットケーキみたいなもの。感想=>まぁまぁだった(笑)。
やっぱり、ガレットとクレープの方が美味しい。
というわけで、それからはガレットとクレープ三昧にしました。
ちなみに、このガリショはインターネットで調べても全然出てこない。名前が間違ってたのかなぁ。もう少し調べてみて、更なる情報があったらお知らせしますね。
そんなこんなで、ノルマンディーでは
ステーキ三昧、チーズ三昧、ガレット・クレープ三昧・シードル三昧で幸せ~だった私たちでした。
正直、食べ過ぎた。というわけで、パリに戻ってからは粗食してます(笑)。
さてさて、お次の日記では印象派画家の
巨匠たちが愛したノルマンディーをご紹介しましょう。
いやぁ~、素晴らしかったの一言。お楽しみに~。
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