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昨日は11月1日Toussaint 諸聖人の日。
この日は、フランスはもとより、カトリック教国では「お墓参り」をする習慣がある。
それではということで、J-kunと一緒にお墓参りをしにいくことに?!一体どこへ?
こちら、パリ最大の墓地、
Pere Lachaise ペール・ラシェーズ墓地であります。
前々から行きたいと思っていたこのペール・ラシェーズ墓地。
過去200年以上に渡りフランスの文化や歴史に名を残した著名人が埋葬されており、
その墓を参るため、
年間数十万人の訪問者があるほど、世界でも最も有名な墓地の1つ。
まず目を見張るのが、
お墓のユニークなデザイン。
こんな、ゴシック調のミニ教会みたいなものもあれば、
こんな、見事な柱に囲まれたもの、
モザイク画やステンドグラスをあしらったものも。
まるで美術品を眺めているよう。
イチョウの葉もすっかり黄色に染まり、秋の散歩を楽しむ。
ところどころに、お墓につきものの(?!)黒猫ちゃんも見かけました。
お墓の中には、かなり面白いデザインのものももちろんあります。
こちらは、名無しのお墓。一体、何を表現したかったのか~?!
唯一怖~い雰囲気を漂わせていたお墓。近づいたら今にも動き出しそうで、
私は一人でキャーキャー怖がってました、笑。怖くないぃぃ???
こちらは、Victor Noir ビクター・ノワールというジャーナリストのお墓。
ナポレオン3世の従兄弟に射殺されて死んだそうで、その殺された時の姿の銅像が。
こちらは、Francois Raspail フランソワ・ラスパイユというフランス革命時代の革命家で、
長い投獄生活を強いられていたため、お墓は牢屋をイメージしているとか。
広大な墓地の中は、地図を見ながら散策をする。
もちろん、著名人のお墓もしっかりお参りしてきましたよ。
こちらは、ルーヴル美術館に展示されているあの有名な巨大画『メドゥーズ号のいかだ』を描いた
Theodore Gericault テオドール・ジェリコーのお墓。
こちらは、『La vie en rose 人生は薔薇色』を歌った、Edith Piaf エディット・ピアフのお墓。
こちらは、アイルランドの人気劇作家Oscar Wilde オスカー・ワイルドのお墓。
今も尚数多くのファンがいることは、これらのキスマークからもよくわかる。
まだまだこの他にもいっぱいの著名人、政治家などのお墓はあるが、私たちが一番感動したのはこちら。あの名作曲家、
Frederic Chopin フレデリック・ショパンのお墓。
いっぱいのキャンドルを見つめながら、頭の中で大好きなショパンの曲が流れる。
鳥肌ものでした….。感動~。
この日はToussaintだっただけに、墓地にはお参り客がいっぱい。
ガイド付きのツアーでまわる観光客そして地元フランス人はもちろんのこと、
家族揃ってお墓参りをする姿もあちこちに。
ちなみに、フィリピンでもこのAll Saint’s Dayにお墓参りをする習慣がある。
前日の夜、すなわちハロウィーンの夜からお墓に家族で行き、
ピクニックシート、テントを張って、夜からワイワイ大騒ぎ。
そして一夜をお墓のそばで皆で過ごし、次の日に祈りを捧げてお参りをする。
「お墓参り」というと、なんだか少し寂しいイメージがあった私だけど、
こうして賑やかに行うのって、なんだかいいよね。
亡くなった後も、死者と一緒にパーティー。
ペール・ラシェーズ墓地も、不思議と寂しさを感じさせない墓地だった。
主要なお墓をお参りして、たっぷり2時間。
素敵な
秋のお散歩でした♪
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