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しばらくパリで過ごす週末が続いたので、今週末はあまり天気は良くなかったものの
日帰りで郊外に出ることに。行きたいところリストの中から今回選んだのは、
パリから北に車で約1時間半のところにある
『Rouen ルーアン』という街。
実はこのルーアンって、
ノルマンディーの首都だったんですね。
今まですっかり『Caen カン』が首都だと思ってました、笑。
ちなみに、8月に行った
ノルマンディーの旅行記にご興味がある方は、こちらのリンクへどうぞ♪
(ノルマンディーのさまざまな顔)
それはさておき、まずルーアンと言えば有名なのが
巨匠モネの描いたノートルダム大聖堂ですね。
モネは、この大聖堂前にあった奥さんのランジェリーショップ屋さん(?!)の窓から
一日中大聖堂を眺め、太陽の動き、天気によって変わる色合いの変化を研究し、
最終的に
30枚以上もの大聖堂の絵を描いたとか。どんな絵かご覧になられたい方は、
こちらのリンクへどうぞ~♪
(モネのルーアン大聖堂)
この大聖堂、よぉ~く見てみると何かがおかしい。なんだ?
そうです、
両端の塔が同じカタチをしていないこと。知らなかったー!
普通なら同じデザインの塔がバランスよく建てられているものの、このルーアンの大聖堂は
部分部分が別々の時代に増築されている。
でもさすがプロの技。不思議と総合的なバランスはとれている。
私たちはこのノートルダム大聖堂の目の前にある観光案内所で、2時間の「ウォーキング・オーディオ・ガイド」を借り(5ユーロ。日本語もあります。)、この街の散策を楽しむことにした。
こちらは、ルーアンのトレードマークとも言える16世紀につくられた大時計。
まだ当時は短針と長針を同時に正確に動かす技術がなく、この大時計は短針しかない。
大時計があるアーチの天井には、見事な彫刻が。思わず圧倒されてしまうほどの細かさ。
しかし、何よりも
このルーアンで最も有名なのはこちら。
ここは、あのフランスを救った
聖女ジャンヌ・ダルクが異端者として火あぶりの刑に処せられた場所。跡地には、大きな十字架が掲げられている。
そして、こちらはとってもモダンな
ジャンヌ・ダルク教会。
美しいステンドグラスと、ノルマンディー特有の
船底型の天井が印象的。
しかし今回、私たちの興味を引いたものは他にありました。
Eglise Saint Maclou サン・マクルー教会。
まさに石のレースのような装飾が施された、見事なゴシック様式の教会。
中に入ると、十字架につけられたキリスト像もユニークなデザイン。
教会外左角には、古い噴水が。
よ~く見ると....、
小便小僧ではありませんか~!
しかも、写真では分かりづらいけど、
おチ○チ○から水がチョロッ、チョロッと申し訳なさそうに出ております!!
思わず、4歳の甥っ子がオシッコをした後、
拭く前に「プルン、プルンッ」とオシッコを切っている姿を思い出してしまった、笑。
音声ガイドによると、実はこの小便小僧、
かの有名なベルギーはブリュッセルにある小便小僧よりも古いものだとか。
ほっほ~、そんな貴重なものが見れるとは!!
この教会から30mほど行ったところには、
サン・マクルー回廊と呼ばれる場所があり、
ここは中世時代に流行ったペスト患者の死体置場だったらしい。
昔は、こうした場所がフランス国内にも多くあったが、
こうしてきちんと残っているのはここルーアンだけだとか。
回廊の彫刻をよ~く見ると....
ドクロ、骸骨、そして墓堀りに使う道具などが。へ~、おもしろいね~。
なんだかこちらも貴重なものが見れました、笑。
出口の近くの小さい窓の中には、壁の中からみつかったネコのミイラが展示されている。
実は私たちは前にも同じものをブルターニュ地方のコンブール城で見ている。
当時は、
厄除けのために生きたままのネコを壁に埋め込む習慣があったとか。
かわいそうにね~。
そんなこんなで、色々と「へ~」「ほ~」と関心しながらブラブラとルーアンの街の探索を楽しみ、
カフェで一休みした後、私たちはパリへ戻りました。
一番印象的だったのは、
『ちょろちょろ小便小僧』と『骸骨の彫刻』かな、笑。
はい、私はそんなレベルでございます。
さて、次はどこへ行くかな。
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