2008年 10月 26日 ( 1 )

安らぎの場所

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南仏は、マチス、シャガール、ピカソ、セザンヌなど多くの有名画家たちに愛された場所としても知られている。
Vincent Van Gogh ヴィンセント・ヴァン・ゴッホもそのうちの一人。
1953年オランダにて牧師の息子として生まれた彼は、性格も激しく、社会性にも欠け、人との交流をとかく苦手とし、成人になってからも転職/転居/失恋を繰り返す悲惨な人生を送っていた。彼が画家を目指し始めたのは27歳になってからの話で、ベルギーで絵の勉強をしたのちパリを経てそして南仏のArles アルルという街に移り住む。
しかし、しばらくしてそこで一緒に共同生活を送っていたゴーギャンに「自画像の耳のかたちがおかしい」と指摘されたことに腹をたて、自らの左耳を切り取って女友達に送りつけたという話は有名である。

精神が病み始めていることに気づいたゴッホは、
1989年、自らアルルを離れ、精神病院へ行くことに。
その精神病院がSaint Remy de Provence サン・レミ・ド・プロヴァンスというアヴィニヨンから南に約20kmほど行ったところの小さな町にある(ちなみに、ここはあのノストラダムスが生まれた町)。
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La maison de sante ;Saint Paul de Mausole.
ここはもともと教会だった建物を精神病院に立て替えたもの。
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現在でも建物の半分は精神病院として使われ、ゴッホが使っていた部屋などを含んだもう半分はゴッホを偲んで彼の作品(コピー)などと共に一般公開されている。
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精神的にボロボロになったゴッホがここで何を感じたのか。
それは、その病院を取り囲む環境を見れば容易に想像できる。
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平穏、安らぎ、幸福。

この景色を見たら、自然とそういうものが湧き出てくる。
そして、ゴッホはこの病院に滞在していた1年間だけでなんと
143点の油絵、150点のデッサンもの作品を描いているのだ。
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1890年5月にサン・レミ・ド・プロヴァンスを後にして、パリ郊外のオーヴェル・シュル・オワーズへ行ったゴッホは、その2ヶ月後に猟銃で自らの命を絶つ。
37歳という短い生涯だった。

ここは37年間という人生の中で、彼がやっと見つけた唯一の安らぎの場所。
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For they could not love you but still your love was true

And when no hope was left in sight on that starry starry nite

You took your life as lovers often do

But I could have told you Vincent

This world was never meant for one as beautiful as you


( ゴッホへ捧げられた歌" Vincent "より抜粋)


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by kanabo73 | 2008-10-26 19:20 | フランスの田舎


愉快なフィリピン人夫と2008年7月に生まれた娘と一緒にのんびりパリ暮らし。フランス生活・旅行情報満載!
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